英国機特集

アブロ アンソン
双発多用途機、沿岸哨戒、練習、輸送等に活躍。初飛行は1935年3月。
インペリアル航空の注文で開発された小型旅客機アブロ652Aがべースになった機体。
胴体は鋼管溶接羽布張りといういかにも英国機といった構造である。
抜群の使いやすさで、パイロットや無線通信士、旋回機銃の射手などの訓練
(日本でいうところの機上作業練習機)
そして連絡・輸送などに幅広く活用され、"頼りになるアニイー"のニックネームで愛された。
大戦後もローカル線用の旅客機として生産が続いた。

機体データ
全幅 17.2264m
全長 12.90m
エンジン ASチータ9 350馬力×2
最高速度 303km/h(2135m)
武装 7.7ミリ機関銃×1 + 17ミリ旋回機銃×1、爆弾163kg
乗員 3
エアフィックス
1/72
アブロ アンソン 1
\650

フェアリー バトル
フルマーの原型となった軽爆撃機。ホーカーハート軽爆の後継機として1937年に登場した。
この当時としては快速を誇るイギリスお得意の高速軽爆撃機であった。

機体データ
エンジン ロールスロイス マーリンV
最高速度 388km/h、
航続距離 1,690km、
武装 7.7mm前方固定x1 + 旋回x1、爆装454kg
エアフィックス
1/72
フェアリー バトル
\500

ブリストル ボーファイター
ボーフォートを基に開発され(プレニム高速爆撃機の孫位?)、試作機初飛行1939年7月17日。
その高い飛行性能と攻撃力が好まれ1941年には既にMkIC型が沿岸防空に投入された。
1942年にはヘラクレスエンジンを搭載したMk.VI型が生産。
ロケット弾攻撃や雷撃任務に投入され、太平洋戦線で活躍。
Mk.Xは潜水艦攻撃機・雷撃機として優秀な機体であった。
生産機数5962機(内Mk.X2231機)

機体データ<Mk.X>
全幅 17.64m
全長 12.71m
全高 4.83m
エンジン ブリストル ヘラクレス1735馬力×2
最高速度 531.1km/h
最高飛行高度 5800m
航続距離 2350km
武装 20ミリ機関砲x4 + 7.7ミリ機関銃x1、750kg魚雷又はロケット弾x8
ハセガワ
1/72
ボ-ファイター Mk]
\2,270
ハセガワ
1/72
ボ-ファイター MkY
\2,270

ダグラス A20C/ボストンV
1936 年ダグラス社によって独自開発された高速軽爆。
フランス向けDB-7として量産が始まったがフランスが陥落してしまい、生産機の大部分は
援英機材としてイギリスに送られた。夜戦型の「ハボック」と爆撃機型「ボストン」があり、
強力な武装と頑丈な機体構造(対空砲火で片側エンジンがもげ、主翼が炎上しながらも対空砲陣地
に逆襲しそのまま基地まで帰りついた)で活躍した。

機体データ
エンジン R-2600-A5B 1600馬力 ×2
最高速度 544Km/h
航続距離 1200km
武装 7.7mm 前方固定機銃x 4 + 後上旋回x2 + 後下旋回x1、爆弾 500Kg
独レベル
1/72
ダグラス
A20C/ボストンV
\2,100

ブリュースター バッファロー
ブリュースターF2Aバッファローはアメリカ海軍に配属された最初の全金属単葉機。
ブリュースターの XF2A-1試作機初飛行は1937年12月。
海軍は54機の生産型の発注。引渡しは1939年から、サラトガのVF-3戦隊に9機が配備。
残りの44機はフィンランドに供与され、1944年まで使用。
ソ連との継続戦争では実に444機を撃墜し多くのスーパーエースを輩出した。
エンジンの出力向上などの改良型F2A-2は43機が発注。

機体データ<F2A-2>
全幅 10.67m
全長 7.80m
全高 3.63m
エンジン ライトR-1820-40 1200馬力
最高速度 553km/h
武装 12.7ミリ機関砲x4(機首2・翼内2)
マッチボックス
1/72
バッファロー
\700

アブロ バルカン
1952年8月30日 アブロ・バルカンの初飛行。(原型1号機の主翼前縁は直線)
1957年7月より量産型部隊配備開始。
1982年のフォークランド紛争にも通常爆撃機として参加。
1984年に全て退役。
巨大で分厚い三角翼にエンジン(オリンパス201 推力約9t)4基を収めた戦略爆撃機

機体データ
全幅 33.83m
全長 30.45m
全高 8.26m
最大速度 1030km/h
航続距離 7400km
エアフィックス
1/72
アブロ
バルカン B.MkU
\4,000

キャンベラ B(T)8
双発ジェット爆撃機 1949年5月13日 イングリッシュ・エレクトリック・キャンベラの初飛行。
英国のエレクトリック・キャンベラ爆撃機を米国マーチン社がライセンス生産(B57)。高高度能力が高かった。
英国内生産数878機 米国生産数400機以上。
独レベル
1/72
キャンベラ
B(T)8
\2,400

フェアリー F.D.2
高速デルタ翼研究機。
1956年3月米空軍F100を抜き世界速度記録樹立(1821km/h)。
イギリス最後の速度記録保持機。
マケット
1/72
フェアリーF.D.2
\900

ハンドレページ・ハンプデン
空軍の仕様B9/32に応えてハンドレページ社が開発した双発爆撃機。
高速性能を重視して極力幅を絞った特異な胴体形状から“空飛ぶフライパン”とも呼ばれる。
大戦初期に昼間爆撃に従事したほか、航続力と良好な視界から哨戒・雷撃機としても使用された。

機体データ
エンジンブリストル・ペガサスXVII(1,000馬力)×2
航続距離 3,000km
最高速度 409km/h
武装 7.7mm機銃×6、爆装:900kg
エアフィックス
1/72
ハンドレイページ
ハンプデン
sould out
\1,400

ハリアー
英国のBAe(ブリティッシュ・エアロスペース)社で初めて実用化されたVTOL
(=Vertical Take Off and Landig・垂直離着陸)戦闘・攻撃機。
米マクダネル・ダグラス社(現ボーイング社)が再設計したのがBAe ハリアー GR.Mk5、米国名AV-8B ハリアーU。
ハリアーシリーズの最大の特徴である垂直離着陸(VTOL)能力は、実際には燃料消費量が多いため作戦行動では
ほとんど使われない。
また、その特殊な構造の為、アフターバーナーを装備できず加速性は不足気味。
格闘戦においてはVTOL機動により通常機には考えられない機動が可能。
英海軍ではシーハリアーを採用している。


機体データ<GR.1>
全幅 7.70m
全長 13.91m
全高 3.43m
エンジン ロールスロイスRRペガサスMk103×1(初期型はMk101)
燃料容量 2865L(機内)+445Lまたは1500L(増槽)×2
自重 5507kg
最大離陸重量 8165kg(VTO)/11793kg(STO)
最大速度 977km/h
巡航速度 900km/h
戦闘行動半径 640km/h
航続距離 3330km
上昇限度 14630m
最大兵装搭載量 2268kg(ハードポイント×5)
乗員 1

 
AV−8A
全幅 7.50m
全長 13.88m
全高 3.43m
エンジン ロールスロイスF402−RR−401(99.62kn)×1
自重 5550kg
最大離陸重量 7940kg(VTO)/9750kg(STO、滑走300m)
最大設計総重量 11340kg
燃料容量 2865L(機内)+445Lまたは1500L(増槽)×2
最大速度 M0.95
実用上昇限度 15000m+
兵装類機外最大搭載量 2380kg
乗員 1


AV-8B ハリアー II
全幅 9.25m
全長 14.36m
全高 3.55m
エンジン 出力 F 402-RR-408ペガサス/推力10,795kg×1
最高速度 M0.9(965km/h)
航続距離 約1600km
乗員 1
固定武装 25mm機関砲×1(GR.Mrk5は×2)
搭載武装 500ポンド爆弾等4,175kg AIM-9L/M サイドワインダー
燃料搭載量 内部3519kg・外部7480kg
基本重量 6336kg
最大離陸重量 6.3〜9.3t(VTO) 6.3〜14.1t(STO)


シーハリアーは1978年8月20日に初飛行し、1979年6月18日からイギリス海軍に納入。
空軍型ハリアーとの相違点はBlue Foxレーダーの搭載、コクピットの位置が25cm高くなっている、エンジンを
ペガサスMk104に換装している等。
1985年1月BAeはシー・ハリアーの近代化計画を開始。(FRS.1をFA.2に改修)
FA.2のFRS.1との相違はBlue Vixenレーダーの装備・AIM-120 AMRAAM 中距離空対空ミサイルの搭載・エンジンの
ペガサスMk106への換装等で1988年9月19日に初飛行。35機がFRS.1がFA.2に改修、18機が新規に製造。


全長 14.5m(FRS.1)・14.85m(FA.2)
全幅 7.7m
全高 3.71m
エンジン RRペガサスMk104/106エンジン 95.6 kN[21500lb]
乾燥重量 6632kg 上昇限度:15600m
最大離陸重量 11884kg・7992kg(VTO)
最大哨戒時間 90分
最高速度:1050Km 戦闘行動半径:380km
エアフィックス
1/24
ハリアーGR3
AV-8A/AV-8S
sould out
\8,800
独レベル
1/72
ハリアーGR5
\2,400
ハセガワ
1/72
シーハリアー
FRS Mk1
\760
ハセガワ
1/72
ハリアー
GR Mk.5
ロイヤル
エアフォース
\1,140
タミヤ
1/48
シーハリアー
FRS1
\1,420
ハセガワ
1/48
ハリアー
GR Mk.7
ロイヤル
エアフォース
\2,650

ヘルキャット MkT
米国海軍F6Fヘルキャットが協定に基ずき英国に貸与されたもの。
1943年に貸与された252機のF6F-3がガネットMkTからヘルキャットMkTへと名称変更。

機体データ<グラマンF6F-3>
全幅 13.06m
全長 10.23m
全高 3.52m
エンジン P&W R-2800-10 2000馬力
最大速度 603km/h
固定武装 12.7mm機銃×6
乗組員 1
航続距離 1754km
ハセガワ
1/48
ヘルキャット
MkT
\2,270

ホルサ MkT/MkU
強襲空挺作戦用木製グライダーで25名の兵士又は武器等を輸送する。
ノルマンディ上陸作戦(史上最大の作戦)やマーケットガーデン作戦(遠すぎた橋)での活躍が有名。
イタレリ
1/72
A.S.51ホルサ
MkT/MkU
\1,800

ホーカー ハンター
英国初(実質上)の実用後退翼戦闘機。
1948年開発開始、1954年7月配備開始。
現在でも使用している国があるらしい。

機体データ ハンター<FGA.70>
全幅 10.26m
全長 13.98m
全高 4.01m
エンジン ロールスロイス・エイボンMk203
機体重量 5788kg
最大推力 44.52kN(×1)
燃料容量 1773L(機内)+455/1046L(増槽×2)
最大速度 621kt
兵装類機外最大搭載量 3357kg
乗組員 1
保有国(数) レバノン空軍5機(ハンターFGA.70/70A)
ジンバブエ空軍11機(ハンターFGA.90)
アカデミー
1/48
ホーカー
ハンターF.G.A9
\2,000
独レベル
1/32
ホーカー
ハンターF.G.A9/Mk58
\7,000

Bae ジャギュア T.Mk2
イギリスとフランスが共同開発した低空侵攻を主任務とした攻撃機。
対戦車攻撃用のロケット弾ポッドの装着が可能。
初飛行は1968年9月8日

機体データ
全幅 8.96m
全長 15.52m
全高 4.96m
乗組員 1
マッチボックス
1/72
Bae
ジャギュアT.Mk2
\900

キティホークMk-1
カーチスP-40Dの英空軍仕様。大戦初期の連合軍主力戦闘機として各方面で活躍し、
特に北アフリカ戦線では優勢なルフトバッフェ相手に善戦した。

機体データ
全幅 11.38m
全長 9.90m
全高 3.84m
エンジン アリソンV-1710-39 1150馬力
全備重量 3670kg
最大速度 570km/h
固定武装 12.7mm機銃×6
乗組員 1
ハセガワ
1/72
キティホーク Mk1
\660

アブロ ランカスター
1940年開発開始・1941年1月9日初飛行(ずいぶん速い)・1942年4月実戦参加
通常爆弾積載量6350kgで実戦初参加よりドイツ降伏まで間、約608000トンもの爆弾を投下。
総生産機数 7377機
機体データ
全幅 31.1m
全長 21.18m
全高 6.1m
エンジン ロールス・ロイス マーリン20/22/24 × 4
最高出力 1460hp〜1640馬力 (×4)
最高速度 462km/h
巡航速度 338km/h
機体重量 16700kg
離陸最大重量 30800kg
航続距離 2675km
乗員数 7
エアフィックス
1/72
アブロ
ランカスター B.V
ダムバスター
\3,600
独レベル
1/72
アブロ
ランカスター Mk-T
\3,600
タミヤ
1/48
アブロ
ランカスター B.T
グランドスラムボマー
\7,560
タミヤ
1/48
アブロ
ランカスター B.T/B.V
\4,000

EE ライトニング
英国が独力で開発した唯一のマッハ2級の超音速戦闘機。
F.Mk.1は最初の生産型で、武装は機首のADEN30mm機関砲×2門とファイアストリークAAM×2発装備。
航続距離延長の為の給油プローブを装備したF.Mk.1A、防空システムとのデータリンク機能を備える
はずが予算の関係上装備できず、結果的に何処を改良したのかよく分からないF.Mk.2、
機関砲を廃し電子装備の強化とミサイルキャリアー化をはかったのがF.Mk.3。

機体データ
全長 16.82m
全高 4.75m
全幅 10.61m
エンジン ロールスロイス エイボン210(F.Mk.3 エイボン301)×2
最大速度 603km/h
固定武装 ADEN30mm機関砲×2
乗組員 1
エアフィックス
1/48
ライトニング
F-1/F-1A/F-2/F-3
\4,400

マートレットMk-U/V
1935年米海軍次期艦上戦闘機の競争試作においてブリュースター社に負けたグラマン社は
1938年大幅な改修をしたXF4F-3を提案し、F4Fワイルドキャットとして採用された。この機体を
イギリス海軍がグラジエーターの後継機として採用した。
マートレットMk-UはF4F-4に相当し、Mk-VはGM製のFM-1にあたる。

機体データ
全幅 11.58m
全長 8.78m
エンジン P&W S3C4-G(MK-V R-1830-86)1200馬力
全備重量 3359kg
最大速度 509km/h(Mk-V 512km/h)
固定武装 12.7mm機銃×6 (MK-V 4門)
乗組員 1
航続距離 1465km(MK-V)
実用上昇限度 10365m(MK-V)
ハセガワ
1/72
マートレット MkU
\1,130
ハセガワ
1/72
マートレット MkX
\1,130

グロスター ミーティア
1943年3月5日原型初飛行。
1944年7月部隊配備。
英国初の実用ジェット戦闘機。連合軍唯一のWWU参加ジェット機。
機体データ
全幅 11.3m
全長 13.6m
全高 4.0m
エンジン ロールスロイス ダーウェント8 × 2
機体重量 4820kg
最高出力(推力) 907kg (×2)
最高速度 949km/h
巡航速度 666km/h
航続距離 1577km
エアフィックス
1/72
グロスター
ミーティア V
\1,000
タミヤ
1/48
グロスター
ミーティア FV
\2,270

マスタングV
ノースアメリカンP-51Bムスタングの英空軍仕様。マルコムフードと呼ばれる中央部の膨らんだ
キャノピーが米軍仕様との違い。
P-51B総生産機数3768機。内、約800機が英空軍で使用された。

機体データ
エンジン パッカードV1650-3 1380馬力
最大速度 708Km/h
固定武装 12.7mm機銃×4
乗組員 1
航続距離 3347km
タミヤ
1/48
マスタング V
sould out
\1,700

ブリティシュファントム
1958年5月27日試作初号機XF4H-1初飛行。
チャンス・ボート社のXF8U-3(F8Uの発展型)と比較テストの結果、海軍はF4Hの導入を1958年12月に決定。
1961年に実戦配備、1962年の呼称統合時にF-4Aと改称。
ファントムFGR.2(F-4M)はF-4K型(FGR.1英海軍)の空軍型。
米海軍F4-J型を基に、エンジン・電装品を英国製に変更にしたタイプ。
換装したロールスロイス「スペイ」 エンジンの出力は米GE-J79より大きいが、エンジン本体が大きく、
そのため胴体が太くなり空気抵抗が増大した為性能向上は得られなかった(特に最高速度は低下)。
ファントムは、総生産機数5,177機(最終生産1981年日本三菱重工)西側陣営のベストセラー。
ハセガワ
1/48
ブリティシュファントム
FGR.2
¥4,530





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